2026/07/14(火)
膝の筋膜はがし〜膝の前部痛編〜
カテゴリー:しゃがむ時に起きる膝痛, 原因不明のひざ痛, 外側広筋腱症候群, 大腿骨前脂肪体炎, 座ってるだけなのに痛い, 座ると痛む膝痛, 映画ファン症候群, 正座時の膝痛, 歩く時の膝痛, 浅膝蓋下滑液包炎, 深膝蓋下滑液包炎, 膝痛, 膝蓋上脂肪体炎, 膝蓋下脂肪体炎, 膝蓋大腿関節症, 関連痛, 階段で起きる膝痛
どうも、東京ひざ痛専門整体院 京四郎 院長の鈴木です。
今日は渋谷駅のスタバで膝ブログを書いています。
膝の痛みに関してはどんなタイトルでも何かしらは言えるので
知りたいご希望のブログ内容があればご連絡ください。
メール、LINE、YouTubeのコメント欄でもOKです。
そう言えば
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登録してくれた嬉しいです^^

さて
今日の膝痛情報ですが
膝の前の痛みに関する筋膜はがしについて
解説したいと思います
歩く時や階段の上り下り時
に膝の前が痛いとか
膝が曲がらなくて
お悩みの方には
参考になる内容になっています
最初にまずは筋膜はがしについて
お話ししたいと思います
筋肉や筋膜の癒着というのは
縦の癒着
と
横の癒着
が存在します
横の癒着について

筋肉というのは他の筋肉と左右横隣りの関係になっていたり、
層構造の位置関係のように前後方向に隣接したり
対角線上にまるで高速道路のようにカーブして
筋肉を上を走行している筋肉もいます
筋肉はそれぞれが色々なパターンで走行しているので
接する筋肉がそれぞれ異なります
上記画像をご覧ください
例えば
大腿直筋と内側広筋は左右隣同士の筋肉です
大腿直筋と中間広筋は前後の関係で隣接している筋肉です
縫工筋は大腿四頭筋や内転筋などと隣接していてそれらの上を走行します
これらはあくまで例ですが
このように隣接している筋肉は
筋肉や筋膜同士の粘性や弾性が絶妙で
それぞれの筋肉が他の筋肉を邪魔しないように動いています
粘性→ネバネバやさらさら
❌ネバネバしてると筋肉は筋肉の横や上を滑れない
⭕️サラサラしてると筋肉は筋肉の横や上を滑れる
弾性→カチカチやもちもち
❌カチカチだと筋肉は伸びない
⭕️もちもちだと筋肉は伸びる
ですが、
何かのトラブル(転倒・事故・損傷)や筋肉によろしくない生活習慣が繰り返されると
小さな組織の微細損傷から始まり
それがさまざまな生理的反応を身体に起こし
徐々に癒着を作り
お互いの動きを邪魔していきます
例えば筋トレをして筋肉がつくのはとても良いことですが
ある程度の負荷量を超えると筋線維は少し壊れます
その際に起こるのが微細損傷というトラブルで
これを回復するのに
身体は線維芽細胞という細胞に「微細損傷を修正してこい!」と指令をして
細胞はそこに向かうわけですが
そこでコラーゲンを形成します
(コラーゲン=良いものではないです)
この修正過程で癒着していきます
筋トレが終わった後とか
たくさん歩いた後って
いつもより筋肉が突っ張ったり
硬く感じますよね
当然「筋肉を使ったから」硬いのはあるのですが
翌日、翌々日の硬さはこの線維芽細胞が関わっているかもしれません
(2週間程度で癒着ができると言われているので)
なので筋トレは膝に痛みがない方はほどほどにしていただく(6-8割でセーブ)か
運動後にはストレッチをいつもの2倍以上の時間をかけて
丁寧にすることをお勧めします。
なぜなら
この癒着の重症度が重症であればあるほど
関節が動かなくなっていきます
膝が伸びなくなりますし
膝が曲がらなくなります
また筋肉が癒着してしまうと
引っ張られても伸びない
筋肉が収縮しても伸びない
ということが起こるので
身体が動かしにくい
疲れやすい
むくみやすい
という症状が膝周辺、足周辺に
起こるようになってきます

当院にご来院いただいた方々に
膝裏の筋肉の癒着で
膝が伸びていないことを伝えると
びっくりされる方が結構いるのですが
自分で気づいていないくらい徐々にじわじわと
人の身体を変えていくのがこの癒着です
この筋膜はがしですが
筋肉と筋肉の間をセパレートしていかなくてはいけないので
健康グッズ屋さんで売っているローラーでは緩みません
筋肉と筋肉の間に
きちんと指を入れていき
そこで動かす(マッサージのような)刺激が必要です
実際の施術では圧迫や振動を使ったテクニックを使っていくのですが
みなさん、自分でやってみたい!場合は
とにかく筋肉と筋肉の間に指を入れてゴリゴリしてみてください
指が痛くなってしまう場合は
100円均一などで「かっさ」が売っていますので
それを筋肉間に入れてぐりぐりしていただければと思います

今回は膝の前の痛みに関してなので
大腿四頭筋に関連したポイントで言いますと
・外側広筋と大腿直筋
・内側広筋と大腿直筋
ここを狙っていってください
大腿四頭筋の癒着剥がしの動画(ブログ限定配信)
↓
大腿直筋が真ん中にいるので
ここと隣接する外側広筋と内側広筋をセパレートしていきます
これらの筋肉は膝小僧の下の
内側膝蓋支帯・外側膝蓋支帯まで繋がっていますし
膝蓋靱帯(膝蓋腱)まで伸びるので
癒着ができてしまうと
とても膝が曲がりにくくなります

さらに
膝蓋骨(膝小僧)の位置を偏位させ
力も十分に発揮できない膝になってしまいます
動画は私の右膝になりますが
膝小僧の一番上の部分から4-5cmまでは大腿四頭筋腱があるので
その辺から人差し指を内側と外側にそれぞれ滑らせていってください
内側と外側にそれぞれ2本の溝があったと思いますが
あの溝をさらに深めていくようにマッサージをしてください。
するとガタンと指がくだるポイント(凹みポイント)があるかと思います
そこがちょうど筋肉と筋肉の境目なので
指やかっさでゴリゴリとマッサージするようにしてみてください
そのまま境目がわからなくなるまで
上の方にマッサージしていくとさらに効果が高いです
ここまで横癒着(主に筋肉)に関して
お話ししてきましたが
縦癒着(筋肉以外の筋膜や皮膚など)に関してもお話ししたいと思います

縦の癒着について
ここまでは筋肉と筋肉の間の話が主でしたが
今回は1つの筋肉に対して、
特にもっと筋膜など筋肉以外の他の組織との関連を
見ていきましょう
1つの筋肉を解剖学的断面図で見てみると
上記画像のようになっています
みなさんがよく筋膜ローラーでしている
あのマッサージは画像上でいうと
皮膚
皮下組織(PAFS・浅筋膜・LAFS・深筋膜)
筋肉
を全て緩めていたことになるわけです
しかし私はローラーで皮膚の上からマッサージする方法では
本当の筋膜の癒着は取れないと思っています
(層構造の隙間にある脂肪組織などは緩んでいると思います)
この画像にあるLAFSに再注目してください
例えば、手足が動く時って
当たり前ですが、筋肉が中心に動きますよね?皮膚はちょっとしか動きませんよね?
何が言いたいのかというと
筋肉以外は収縮能力がないので
「動け!」と脳が命令しても動かないです
つまり筋肉は人が動くのをサポートする主な組織で
皮膚や筋膜や脂肪組織などはあくまで筋肉の活動を円滑にしている
脇役的組織になります
ですが
脇役的組織である筋膜が癒着してしまうと
この円滑機能が停止します
ちょっとここで例え話をさせていただきたいのですが
みなさん、電車に乗って吊り革につかまりながら
立っているところを想像してください
そこから電車がみなさんから見て右側に急に移動したとします
するとみなさんの身体は左側に移動します
イメージ湧きますか?
ニュートンの第一法則的に言えば
身体は慣性によって元の位置に留まろうとします
この法則ではあくまで左側へ移動しているわけではなく
身体が右側に移動したから相対的にそう見える
となりますが
クラインフォーゲルバッハの言葉を用いると
カウンターウェイトで表されます
つまり右に傾く力が身体に生じたので
バランスを保つために左に質量を持ってくる
になります
結局ここで言いたいことは
筋肉が一方に動く際には
隣接する組織(筋肉や筋膜)は
反対側に必ず動く、むしろ動けないといけないよということです

LAFSを再度見てみてください
良い状態というのは常に層構造上の色々が
違う方向に滑ります
LAFSの上部分と下部分はそれぞれ滑らないといけない
(PAFSは全然動かないパートになります)
私がよく言う
お水を抜いたり
ヒアルロン酸注射をしすぎると癒着する
内視鏡手術後は癒着する
というのは
あれらってこの層構造に癒着ができているからなんです

この層構造の癒着(縦の癒着)に対して
マッサージしようと思っても
層なので表面の皮膚に近いところしか緩めることができません
それぞれの層を緩めるには
筋収縮を何度もしないといけません
何度も筋収縮をしてLAFSの周囲を動かす必要があります
前回膝ブログで投稿した
膝ぶらぶら体操ですが
あれはただの屈伸ですが
負荷なく誰でも簡単にこの層構造に働きかけられるのでおすすめです
さて、膝の前の痛みで多いのは
膝蓋靱帯・膝蓋支帯と膝蓋下脂肪体の癒着です
膝蓋靱帯は前十字靭帯損傷再建術の再建として利用される(BTB法)ので硬くなるし
膝蓋骨骨折の方でも膝蓋骨が正常位置よりも下方に偏位することが多いし
この膝蓋靱帯はよく短縮しています
膝蓋支帯は前述しましたが
半月板や棚障害など
膝の内視鏡手術で穴が開く部位になります
そうすると
例え話で前述したように
右にある組織が動いた時に他の組織が左に動けない
すると
膝の前で言えば
膝蓋靱帯と膝蓋下脂肪体が癒着すると
膝蓋靱帯と膝蓋下脂肪体はお互いくっついているので
膝蓋下脂肪体の動きが制限され
膝蓋下脂肪体炎を起こします
膝の伸ばしても曲げても痛い状態が作られてしまいます
ここの層構造に対しては
きちんと筋収縮をすることが改善に有効です
下記の動画は正常例の動画で
上1/5に示してある膝蓋腱と下4/5に示してある膝蓋下脂肪体は
本来膝の屈伸でこれくらい動きます
私はこのような縦癒着がある患者様には
ハイドロリリースも紹介しています
これは薬液を少し含んだ生理食塩水を
エコーを見ながら縦癒着しているところに注入して
物理的に癒着を剥がす方法です
こちらは非常にわかりやすくハイドロリリースを実施している医師のYoutube動画です
是非参考にしてみてください
当院にはかなり頑固な癒着の方々が多くご来院されますので
ハイドロリリースをしても一度で改善することは正直少ないです
でも確実に緩みますし
施術が非常にやりやすくなります
ハイドロリリース後に施術させていただくことで
手応えを感じることは多いです
当院では良いものは病院でも他院でも紹介するスタンスですし
実際にみなさん膝が曲がりやすくなったり
膝蓋下脂肪体が緩んだり、主観的な点だけではなく
私自身、プロが見ても変わるのがわかります
重症度が高いほど回数は必要だと思いますが
手術、再生医療、など高額治療の前に保険で試せる良い対策だと思います
ぜひ近隣の整形外科を調べてみてください

今回は膝痛に関わる筋膜はがしについてお話しさせていただきました
よく質問されるのが
「筋膜はがしってなに?」
「何と何をはがすの?」
と質問を受けますが
縦癒着では癒着部位によって異なりますが
膝の前で言うと靱帯と脂肪、筋肉と筋肉または筋膜と筋膜などと言えます
縦癒着では
LAFSの上下前後なので筋膜と筋膜と言えるかと思います
部位によって異なるので
説明は難しいですが、とにかく隣接する組織を離開していきます
方法は徒手で行ったり、治療テクニックを用いたり
収縮を用いたり、ハイドロリリースを用いたり
です
普通のマッサージでは難しい視点かと思います
今回は膝の前の痛みに関して
筋膜はがしも一緒に解説させていただきました
かなり具体的に書いたつもりですが
きちんと納得していただきたいので
質問などがある方はいつでもLINEしてきてくださいね!
ー鈴木慎祐
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鈴木慎祐(SHINSUKE SUZUKI)
静岡県三島市出身で息子三人、妹が二人、妻は一人。幼稚園時代からサッカーしかしてこなかった男。ポジションはMF。母子家庭で育ち、コーヒー店を営んでいた祖母と多くの時間を過ごす。好きな飲み物はウインナーコーヒーと緑茶。犬が好き。理学療法士として医療機関勤務後、2018年~東京自由が丘で当時世界に1つ存在しなかった「ひざ痛」専門整体院を周囲の反対を押し切り、開業。2023年~大好きな祖母がこの世を去り、人生を振り返る。「海外で理学療法士」の憧れを叶える為、2025年~カナダ修行、2026年帰国。6月には東京渋谷にて東京ひざ痛専門整体院 京四郎 営業再開。実はお笑い M-1グランプリ出場経験がある(予選敗退)。
資格▶︎
厚生労働大臣認定 理学療法士(国家資格)
膝痛研究家®︎
所属▶︎
・公益社団法人 日本理学療法士協会
・一般社団法人 日本ペインリハビリテーション学会
・一般社団法人 日本運動器疼痛学会
・整形外科リハビリテーション学会
美学
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「根本原因の追求」
「原因療法」
「プロフェッショナル」
触診、エコー、姿勢分析、動作・歩行観察から根本原因を徹底的に探す。
そして、絶対にあきらめない。
仮説検証を繰り返し、ひざ痛の軽減を目指し、良くなるまで続ける!!
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