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2019/05/14(火)

【文献抄読】階段昇降で膝が痛い方の為の情報

カテゴリー:膝痛

 

 

 

今日は動画はありませんが、

いつも読んでいる論文の1つをご紹介したいと思います。

 

 

 

キーワードは「階段昇降」です。

歩く時は痛くないけど、階段を上り下りする時に痛い、、

という方は結構多いです。

 

 

 

階段とは言っても、

今は様々な階段があり、手すりがあればそれほど痛くないという方もいます。

階段や、その周囲環境がバリアフリー化しているところは全体の一部分ですし、

そんな環境に応じても対応できる膝関節にしておく必要があると考えています。

 

 

 

では、そんな膝関節にする為にはどうしたらいいのか、、?!

ですが、一定の見解は得られていません。

 

・大腿直筋、下腿三頭筋、外側広筋を鍛えるべき。

・変形性膝関節症の方、107名の大腿四頭筋訓練では、改善が見られなかった。

など、、

 

つまり、階段昇降における大腿四頭筋の筋力強化に対する科学的根拠は示されていないということです。

 

階段昇降における高齢者の特徴は、

・高齢者は内側広筋と外側広筋の筋活動量が低値を示すこと。

・高齢者は大腿四頭筋活動のタイミングが早いこと。

 

 

と報告されていますが、

複雑なことにこの反対の結果も報告されています。

 

 

 

よくわからなくなってきたと思います(笑)

 

 

 

少し整理します。

階段昇降では膝関節が必ず曲がるし、伸びます。当たり前のことです。

この時、大腿四頭筋は筋肉が短くなりながら収縮する求心性収縮(膝を伸ばす時)と長くなりながら収縮する遠心性収縮(膝を曲げる時)の2つでコントロールされています。

 

 

 

2つの収縮様式による大腿四頭筋の活動は必須なのですが、

大腿四頭筋は4つの筋肉に分かれますし、

どの筋肉がどんな活動をするのか、、具体的なことは分かっていません。

その点についての研究を本論文が紹介してくれています。

 

 

 

 

ズバリ!!この研究結果が伝えていることは、、

・降段よりも昇段で大腿四頭筋筋力を必要とする。

・昇段時に股関節や膝関節を曲げるだけではなく、支持している股関節・膝関節の伸展、足関節底屈も必要。

・外側広筋だけではなく、内側広筋も必要。また、特に内側広筋は歩行時よりも筋力を必要としていた。

※内側広筋は膝蓋骨の外側偏位を防止し、膝蓋大腿関節での適合性と安定性を保つという特異的役割も果たしている。

 

 

というのが大まかなところです。

 

階段と言う狭い場所でカラダを支えて

上に反対の足を上げるという不安定な動作は、

それによって生じるブレが膝関節に悪影響を与えています。

今回の研究では特に内側広筋の重要性について説いていました。

 

 

 

内側の筋肉が特に必要ということは、

外側方向にカラダはブレやすいということです。

手すりを使用してこのブレを軽減できるなら絶対にあったほうがいいです。

なぜなら、そんな簡単に内側広筋をトレーニングできる方ばかりではないからです。

 

 

 

また、文献の抄読情報をお届けします。

 

 

 

(参考文献)

笠原敏史ら・他:段差昇降の大腿四頭筋の活動と床反力の関係「理学療法科学」24(4):523-528,2009.

 

 

 

 

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