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2026/07/06(月)

サッカーができないほど痛いひざ痛

カテゴリー:内側側副靱帯損傷, 前十字靭帯損傷, 半月板損傷, 原因不明のひざ痛, 膝痛, 術後残存膝痛(後遺症)

 

【今回の動画が参考になる方】

・サッカーができないくらい膝が痛い(オズグッド病のような成長痛以外)

・前十字靭帯損傷で手術をして数ヶ月数年経つが、まだ膝が痛いし膝が硬い

・内側側副靱帯損傷で手術をして数ヶ月数年経つが、まだ膝が痛いし膝が硬い

・半月板損傷や変性があると言われている、または手術(縫合術、切除術のいずれか)を受けたことがある

この中で一つでも該当する方は読み進めていただくと

何かしらの参考になるかと思います。

改めまして、どうも。東京ひざ痛専門整体院 京四郎 院長のすずきです。

(→カナダ修行後、現在は「渋谷駅B5出口徒歩1分」の治療院で営業再開中)

本日は渋谷のスターバックスより膝ブログをお届けします。

まず、サッカー選手に多いトラブルとしては

鼠径部痛(グロインペイン)が挙がりますが、

これはベッカムのようなフリーキックをする選手が増えてから急増した印象です。

今までは、たとえば中村俊輔選手をイメージしていただきたいのですが、

彼のようなタイプが多かったです。

ところで彼のFKは素晴らしいカーブコントロールが効いていて

いつもゴールする気がしていましたよね。安心感があります。

(セルティック在籍時代のスーパーゴールが懐かしいです、、)

私の分析では

あのコントロール性のFKは膝関節が自由に使えるからこそ可能です。

具体的には膝と足を協調させて、繊細なカーブをコントロールしています。

そして、その影響で彼は体幹も回旋させます。

逆に言えば体幹を回旋させなければ、できないフォームと言えます。

反対にベッカムやクリスティアーノ・ロナウドのFKをイメージして下さい。

彼らのシュートはカーブもそうですが、

それよりも上下に移動する軌道の球を打てますよね。

ボールが急降下するのが印象的です。当時はこのFKがとても流行り、私も必死に練習しました(笑)

このタイプのFKは体幹をあまり捻らず

股関節を可能な限り外旋させて

ボールに当たる足部のポイントを体幹と水平にコントロールされています。

全く反対の筋活動、姿勢制御をコントロールされたFKのタイプです。

後者のベッカムやロナウドタイプの選手の蹴り方は

膝の自由度を利用する中村俊輔選手のFKとは反対に、
身体を固定し、まっすぐボールにコンタクトします。

具体的には、膝関節を固定して股関節で蹴っています。

中村選手タイプは膝や足で蹴りますが

ロナウドタイプは股関節で蹴ります。

ロナウドタイプの蹴り方は

股関節が外旋している影響で

内転筋が内側ではなく中心に位置するようになり、

めっちゃくちゃ鼠径部に伸張性のストレスを与えます。

当然痛みが出てきますし、

周囲には末梢神経も多いので

痛みをとしては残りやすい。

特に上記画像の腸腰筋と内転筋群。

ケアして筋肉たちを緩めたとしても

FKなど蹴り方は変わらないので

結局その筋肉を痛め続けることになります。

あとはグロインペイン=鼠径部=恥骨筋

と思っているセラピストが多いのですが

恥骨筋以外にも

腸腰筋、大腿神経、長内転筋、腹直筋、外閉鎖筋、閉鎖神経

この辺りも見落とさずチェックして介入する必要があります。

内側のひざ痛でもよくトラブルを起こす「閉鎖神経」

これはそもそも股関節にある外閉鎖筋、短内転筋の間を走行するので

内転筋を酷使するサッカー選手にとっては

ダメージを受けやすい神経です。

今回はグロインペインについてお話しするのではなく

サッカー選手のひざ痛でした。

本題に戻りましょう。

オズグッドなどの成長痛を除けば

膝蓋下脂肪体炎、ジャンパー膝、膝蓋大腿関節症、

この辺りの症状が多いと思います。

実際には膝関節の屈曲伸展が出ていない選手が多いので

ここのケアが大事です。根本的には。

さて、サッカー選手には

サッカー以外にもバトミントン、テニス、バスケ、バレエ、卓球、いろいろな競技でも言えることですが、

靭帯や半月板の損傷後、復帰する為に手術を受けます。

なのに復帰したらすぐに再発

または今までとは違う痛みが出てくる。

そうなると脳内ではこの痛みは恐怖になり

荷重をかける

ステップ、ターンがどんどんしんどくなります。

これらの原因を選手たちに理解してもらい

施術することが私の役割です。

まず、もし皆さんが

半月板、前十字靭帯、内側側副靱帯の術後に痛みが続いているなら

どこをメスで切っているか、を再確認して下さい。

例えば、

ACL損傷であれば

BTB法:膝蓋腱

STG法:半腱様筋腱・薄筋腱

です。

そしてその切開されたポイントの隣接するポイントはほぼ必ず硬くなります。

それもかなりしっかりした癒着を形成してしまいます。

例えば、半月板の縫合術や半月板の切除術もそうですが

この画像みたいに内視鏡が膝関節内に入ります

すると

この画像にあるように
膝蓋支帯、膝蓋下脂肪体などはガッツリダメージを受けるので
リハビリを受けていたとしても癒着は残ります。

例えば、この動画ですが、

内側広筋と内側膝蓋支帯が膝の屈伸に伴い

連動して滑走しているエコー動画です。

術後、癒着が残ると

こんな些細な動きが実は膝の中で行われず

結果として膝関節にストレスをかけることになります。

これは私が指導用に使う画像でもありますが

このように皮膚、皮下組織、筋膜などは層構造になっていて

その隙間に神経だったり、血管だったり、が存在します。

これが例えば層構造ではなく

1枚であればストレッチなどでOK

なのですが

そうじゃないので

層構造はストレッチやマッサージでも

1層1層を剥がしていくことはできませんので

これが術後の癒着を残してしまう理由になります。

サランラップをイメージして下さい。

1枚だけなら手でも切れますが、

何層にも重なったり

絡まったりすると

引っ張っても切れませんよね。あの感じの硬さが手術部位には残ります。

なので

BTB法なら

膝蓋腱

膝蓋下脂肪体

大腿四頭筋

内側膝蓋支帯

外側膝蓋支帯

内側大腿膝蓋靱帯

この辺りは当然硬くなります。

筋肉や人体が硬くなると

骨の位置や関節の位置がズレるので

変形、変性を加速させ、

膝が腫れたり、痛みを起こしたります。

STG法の場合は

半膜様筋

縫工筋

大内転筋

腓腹筋

大腿二頭筋

内側広筋

この辺りはきちんとケアすべきポイントです。

私がサッカー選手を見させていただいてきた経験からお話しすると

術後数年経っていても

エコーで膝内部を観察すると

どこを見てもドプラ反応が認められます。

つまり、どこの部位も炎症しているということです。

施術で炎症をダイレクトに引かせることはできませんので

この炎症を作っている部位や動作は何か?

これを解剖学的かつ運動学的に分析できるかどうかが腕の見せ所です。

すっごく端的に言うと

BTB法を受けた選手は膝蓋骨の位置が偏位しているし

STG法を受けた選手は膝が伸びていません。

これらの関節可動域を作ってから筋トレがベストなのですが

彼らは筋トレをものすごく早く始めますよね。

気持ちはわかるのですが

すごく良くないです。

なぜかというと

筋肉や皮膚、靭帯などの癒着によって

膝蓋骨が良い位置にないので

大腿骨と膝蓋骨の間でトラブルが起きやすくなります。

なのでしばらくはスクワットやランジの

屈伸をしない、ただのキープを数秒繰り返すだけで十分です。

選手たちが思っている以上に

術後の数ヶ月は丁寧に進めるべきです。

さて、MCL(内側側副靱帯)の損傷について話を進めましょう。

残念ながら2026W杯で日本は敗退してしまいましたが、

途中で久保選手が膝を怪我してしまいましたよね。

この時にダメージを負った部位がMCLと言われています。定かではありませんが、、

基本的にこの靱帯は

膝が外反(X脚)方向に持っていかれたり

強く膝のねじれ(外旋)を起こすことで断裂しやすいです。

ここで一回、内側側副靱帯の解剖学について触れておきたいと思います。

このように前方、後方を存在します。

よほどの損傷でない限り

保存療法が推奨されますが

重症例では再建術を

やはりこれもACLと同じくハムストリングスの腱などが利用されます

私の経験上、内側側副靱帯の損傷後は

当然手術するしないでかなり差はあるものの

かなり癒着しやすいと言えます

というのも半膜様筋や内側の半月板、関節包と

かなり強固に連結するからです。

この画像は右膝の内側部の詳細解剖学になりますが

AT(Anterior arm)
DT(Direct arm)

これは半膜様筋が内側の関節裂隙のところで

枝分かれして色々な部位に付着するポイントです

これが深層と浅層の内側側副靱帯の間を走行していきます

つまりMCL(内側側副靱帯)にトラブルがあると
ここが癒着して
膝のねじれを作ったり膝の伸びにくさを作ってしまいます

また内側側副靱帯は内側半月板と関節包ともくっついていますし

膝の屈伸で実はとってもよく滑走する靭帯です。

なので内側側副靱帯の癒着は

とにかく膝の動きは制限されてしまいます。

これらの癒着は体重をかけた時の痛みや

膝の曲げ伸ばしの制限

ゴリゴリ、ミシミシという音の増加

に繋がります。

できる!と思ってプレーしても

「やっぱ無理か、、」とピッチを去ることになります。

ですので、皆さんは
損傷したところ、手術したところに

今の膝の痛みの原因を作っている何かがある、

と疑ってください。

きっと何かが見つかると思います。

もし整体院に行く場合はエコーが置いてあるところに

整形外科に行く場合はハイドロリリースをしているところに

行くと良いと思います。

理由は簡単で

原因の分析可能性が上がり、

改善可能性も上がるからです。

ハイドロリリースは注射で薬液を癒着している組織の間に入れて

剥がす方法です。最近は保険適応の場所が増えているのでおすすめです。

もし一人で悩んで

どうしたらいいかわからない場合は

当院にLINEでご連絡ください。

ー鈴木慎祐

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鈴木慎祐(SHINSUKE SUZUKI)

静岡県三島市出身で息子三人、妹が二人、妻は一人。幼稚園時代からサッカーしかしてこなかった男。ポジションはMF。母子家庭で育ち、コーヒー店を営んでいた祖母と多くの時間を過ごす。好きな飲み物はウインナーコーヒーと緑茶。犬が好き。理学療法士として医療機関勤務後、2018年~東京自由が丘で当時世界に1つ存在しなかった「ひざ痛」専門整体院を周囲の反対を押し切り、開業。2023年~大好きな祖母がこの世を去り、人生を振り返る。「海外で理学療法士」の憧れを叶える為、2025年~カナダ修行、2026年帰国。6月には東京渋谷にて東京ひざ痛専門整体院 京四郎 営業再開。実はお笑い M-1グランプリ出場経験がある(予選敗退)。

最近は息子たちによく唐揚げを作るのにハマってます。

資格▶︎

厚生労働大臣認定 理学療法士(国家資格)

膝痛研究家®︎


所属▶︎
・公益社団法人 日本理学療法士協会
・一般社団法人 日本ペインリハビリテーション学会
・一般社団法人 日本運動器疼痛学会
・整形外科リハビリテーション学会

美学

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