2019/04/24(水)
【膝痛関連筋膜】ラテラルライン
カテゴリー:膝痛
今日は、
膝痛に関わる筋膜ラインについてご紹介したいと思います。
筋膜というのは、皮膚のように全身で繋がっています。
そして、筋膜は1つのラインいくつか存在していて、
人間の動きを円滑にするのと同時に制御に関わっています。
中でも今回ご紹介するのは「ラテラルライン」です。
このラテラルラインは、首の胸鎖乳突筋から足首の腓骨筋まで連続しています。
主にカラダの外側を支えているのが、このラテラルラインです。
そして、膝痛に関与するところとしては、
「大臀筋ー大腿筋膜張筋ー腸脛靭帯」の部分です。
膝痛といえば、
日本ではO脚の方が多いです。
O脚になると、下肢が外側に拡がっていくので、
筋肉などの軟部組織による制御が必要です。
つまり、これ以上O脚が大きくならないように筋肉などが止めてくれているのです。
動けば動くほど、O脚が拡がろうとするので、
大臀筋と大腿筋膜張筋と腸脛靭帯には負担がとてもかかります。
結果的にものすごくカチカチに硬くなるので膝痛が起きてしまいます。
ラテラルラインの特徴はこちら↓↓
ここで覚えておいていただきたいのが、
腸脛靭帯は靭帯なのであまり変化しないということです。
どういうことかというと、
ものすごい負荷がラテラルラインにかかったとしても、
靭帯には負担がかからないので、
結合している大臀筋と大腿筋膜張筋に負担が集中します。
この場合、大臀筋と大腿筋膜張筋を緩めてあげれば、
膝痛が改善します。
中には腸脛靭帯下部内側にある脂肪組織が圧迫されて膝痛を起こしている方もいます。
これは「腸脛靭帯炎」と言われるもので、スポーツ選手に多い印象です。
私の場合、膝痛専門家なので、
ラテラルライン上の腓骨筋や胸鎖乳突筋からアプローチすることもあります。
ラテラルラインはじめ、筋膜のラインを知っておくと、
膝痛解消に向けた対策が増えますし、前回説明したテーピングの応用にもなります。
今後、ラテラルライン以外の膝痛関連筋膜についてお話ししていこうと思います。
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