2019/04/17(水)
【膝痛】スポーツ復帰を考えているあなたへ
カテゴリー:膝痛
膝痛関連でスポーツ復帰の話をすると、
前十字靭帯損傷、
内側側副靱帯損傷、
半月板損傷が代表的でしょう。
オスグット病、
ジャンパーズニー、
ランナーズニーは比較的早期に改善するので今回は割愛します。
今回は術後の方を対象にしたいと思います。
前十字靭帯損傷後に再建術をした方、
半月板縫合術をした方、
です。
「どんな状態ならスポーツ復帰していいのか」について考えていきます。
(1)
炎症が完全に引いていること。
炎症が引いていないと、疼痛誘発物質が術部に蓄積しますし、
何より炎症は化学的反応なので安静、圧迫、挙上、冷却が基本です。
炎症のある状態で無理をすると間違いなく悪化します。
インフルエンザでランニングするようなものです。
(2)
充分な関節可動域が獲得できていること。
伸展、伸ばす方は約0°
屈曲、曲げる方は約150°
欲しいところです。
しかし、ここは複雑で、
退院時には約120°獲得できていればOKと言われています(担当医によります)。
伸展は0°まで伸びて初めて靭帯による膝関節の安定性が得られます。
なので、伸展が獲得できないと、筋肉でカチカチに固めて安定します。
これでは激しいスポーツは難しいです。
屈曲ですが、これは競技によると思います。
150°あるのであれば、可動域単体で判断した場合、OKだと思います。
(3)
「Knee-in Toe-out」ではないこと。
静止立位でknee-inしていたら、
カッティング動作、
ジャンプ・着地動作、
サイドステップ動作、
で相当靭帯に負荷がかかります。
復帰と同時に膝がパンパンに腫れるかもしれません。
(4)
筋トレをしておくこと。
私は筋トレを絶対にオススメしていません。
なぜなら、筋肉を硬くする一方で関節可動域獲得の
阻害因子になるからです。
ですが、スポーツ復帰に関しては例外です。
特に靭帯損傷の方は
大腿四頭筋優位で活動する方が多いので、必ずハムストリングス優位のトレーニングをします。
スクワットでいいと思います。ハーフスクワットで構いません。
あとは、体幹トレーニングです。
靭帯損傷、術後は膝関節の感覚機能が大きく低下します。
そして、半月板損傷を合併している方は特に感覚機能の回復が遅延しているとも言われています。
なので、いかに膝関節への負担を時間的に遅らせるか、が大切です。
つまり、身体に外力が加わった後、体幹筋によるブレーキで膝関節への負担を事前に
減ずるということです。
合わせて膝関節の神経活性化に向けたトレーニングもしていく必要があると思います。
(5)
最後ですが、痛みがないこと。
これは最重要です。
日常生活で問題ない方はスクワットで問題ないか?
スクワットで問題がないなら軽いジャンプ、カッティング動作などで痛みがないか?
をチェックしてください。
簡単ではありますが、靭帯損傷、半月板損傷術後の方のスポーツ復帰についてお話ししました。
まとめると、
(1)炎症がないこと
(2)関節可動域が確保されていること
(3)knee-inではないこと
(4)筋トレをしていること
(5)痛みがないこと
この5つの条件は必須だとお考えください。
また、特に前十字靭帯損傷をすると
変形性膝関節症リスクが非常に高いと言われています。
なので、スポーツ実施後のケアについても知る必要があるかと思います。
(文献)
浦辺 幸夫:女子バスケットボール選手のスポーツ復帰、再発予防そして損傷予防へ「理学療法科学」第40巻第8号,pp618~623,2013.
福原 幸樹ら・他:半月板損傷の合併は膝前十字靭帯再建術後の膝固有感覚の回復に影響する「第48回日本理学療法学術大会」
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