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2019/04/16(火)

【変形性膝関節症】過酷な筋肉の問題

カテゴリー:変形性膝関節症

 

 

 

 

 

本日は「過酷な筋肉の問題」についてご紹介していきます。

 

 

 

 

みなさん、筋肉について、何が言えますか??

とまあ、急ですが、、笑

 

私のお客様ですと、

「最近、筋肉が落ちたみたいなのー」

とか

「ジムに通うのはどうかしら、、」

とか

「たくさん歩かないと、、」

とか

筋肉と言っても、「筋力低下」に限定されたお話が多いと思います。

 

 

 

 

「筋力低下=痛み」だと思っている方がまだまだ多いのも事実で、

この考え方を変えていかなくてはならないと思っています。

 

 

 

 

今日は、実は「筋力低下」の話ではありません。

筋肉を異なる側面からお話したいと思います。

 

 

 

 

それは、

「筋肉の感覚機能」についてです。

 

 

 

 

筋肉って、

力を発揮するだけではなくて、

「筋紡錘」という感覚受容器があって、

情報をキャッチした感覚受容器が神経を通じて脳に伝えています。

筋肉はたくさんの機能があり、忙しく、過酷です。

 

 

 

 

筋肉が縮まったり、伸びたり、傷ついたり、

そのような大切で細かい情報を筋肉は脳へ伝達しています。

その情報をもとに、

「どうやって筋肉を動かそうかな??」を決めています。

 

 

 

 

膝関節に着眼すると、

筋肉だけではなく、靭帯や半月板などの組織にも

感覚受容器は含まれていてすべての情報から

膝関節の動きが決定します。

 

 

 

 

筋肉と感覚について大切なのが、

感覚機能は低下する、、ということです。

つまり、、

靭帯損傷をしていたり、

半月板損傷をしていたり、

筋肉が硬かったり、

変形していたり、

膝関節に何かしらの形態的変化があると、

感覚受容器は低下します。

 

 

 

 

変形性膝関節症は

軟骨の変形、

筋肉の変形、

半月板の変形、

脂肪体の変形、

など多くの所見があります。

 

 

 

 

そんな形態的変化によって

膝関節機能異常が起こり、

結果的に軟骨への負担を高めてしまう訳です。

 

 

 

 

今日のこの話で何が大切かというと、

筋力ばかりに、量ばかりに意識を向けないで、

感覚機能、つまり質にも意識を向けましょう!!

ということです。

変形性膝関節症では特に大切な考え方になります。

 

 

 

 

あなたが感覚機能を鍛える為には

まずは筋肉が柔らかい状態をつくること。

これに尽きます。

 

−鈴木慎祐

 

 

 

(参考文献)

中山彰一:変形性膝関節症における筋機能の問題点−関節神経生理的側面から−「理学療法学」第21巻第2号,pp120~123,1994.

 

 

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