【ひざ痛】座っているだけなのに膝が痛い、その原因と解決方法
膝痛研究家®︎/理学療法士の鈴木慎祐です。
今回の膝痛情報は、
「ただ座っているだけなのに膝が痛い…」という場合の原因とその対策についてご紹介したいと思います。
✔︎デスクワーク中に膝が痛い
✔︎電車に乗っていると膝が徐々に痛くなってくる
✔︎座るなら立っていた方が楽
という症状に該当される場合は今回のブログがお役に立てるかと思います。
YouTube動画もありますので、詳しい対策はそちらをご参照ください。
膝の痛みって、多いのは運動時痛(動作時痛)なんですよね。動いた時の痛みです。
膝関節というところは体重がすごくかかる関節なので、
その負担は通常、筋肉総動員で減らす為に活動します。
すると、筋肉の短縮や筋膜の癒着がある場合、
関節の負担を減らしきれずに痛みが起こるのです。
ですが、今回は安静時痛。つまり動いていないのに痛みがある場合です。
この場合、まず確認したいといけないことがあるのですが、
それは、「炎症があるかどうか」になります。
何もしないで痛みが起きる場合、まずはここを疑います。
膝に炎症があると何もしていなくても痛みが起きます。人によっては痛くて夜も眠れません。
ですので、このブログを見ておられる方は、
まず自分の痛い方の膝が反対側の膝と比べて腫れが強くないか?を
チェックしてみてください。
もしかすると、炎症が原因かもしれません。
膝に腫れがあると、関節内に水が溜まっている証拠ですから、
関節内圧が上がるので痛みが起こります。関節内は圧に弱いからです。
この炎症がある場合、
まずはアイシング(冷却)をしていただき、そのままサランラップで軽く締め付けたら(圧迫)
心臓よりも少し高めに脚を上げておいてください(挙上)。
これができれば、基本的に炎症時の対策としてのRICE処置(挙上、圧迫、冷却、安静)はばっちりしていることになります。
ただ、今回のブログのメインテーマは炎症による痛みではありません。
炎症がないにも関わらず、「座っていると膝が痛い…」方向けのブログです。
実はただ座っている…という姿勢は安静時痛
ではなく、
ただ座っている…という動作になるので、
実は動作時痛になります。
何が言いたいかというと、
安静時痛の場合は、周りの筋肉や筋膜に力が抜けている状態を指しますが、
座っている状態というのは筋力が少しは活動していますし、
それによって、縮む部位、伸びる部位があるということです。
では、座っている時に膝にストレスをかけている部位は何か、
というと「膝蓋靭帯(膝蓋腱)」という組織です。
膝蓋骨(お皿)の下にある組織です。
ここが伸ばされると、痛みが起きてくる可能性があります。
座っていると、
この靭帯が伸ばされるわけですが、
ただ座っているだけで、ここがそれほど伸びるか?というと
伸びはするけど、痛みが出るほどではないはずなんです。
なので、何かしらの理由でこの靭帯が短縮してしまっている可能性があります。
短縮していると伸ばされるのが早いので膝に痛みが起きます。
半月板損傷や前十字靭帯損傷後の影響もあるかもしれません。
また、大腿四頭筋が短縮していても膝蓋靭帯には負担がかかりますので、
この大腿四頭筋が短縮している可能性も十分に考えられます。
あと、忘れてはいけないのが、膝蓋靭帯の奥にある「膝蓋下脂肪体」という組織です。
この膝蓋下脂肪体は膝蓋靭帯の裏にある組織なのですが、
膝が曲がると関節の奥に入っていき、
膝が伸びると膝蓋靭帯のところまで出てきます。
まるで粘土のように膝関節の屈伸に伴って
形を変えて膝関節の隙間を埋めて安定させてくれます。
関節を安定してくれる分、非常に敏感な部位で痛みを感知しやすいことがわかっています。
膝蓋靭帯と膝蓋下脂肪体がなんらかの影響で癒着すると、
それは痛みを引き起こす理由となります。
もしかすると、膝蓋靭帯が短縮して硬くなっているだけかもしれませんし、
膝蓋下脂肪体と膝蓋靭帯が癒着して硬くなってしまっているかもしれませんし、
何が原因か?は施術後の結果論になってしまうのですが、
この辺りを疑って、対策を打つと座っている時の膝痛が軽減する可能性は高いです。
↑ぜひ動画を参考にしてみてください。
先ほど、大腿四頭筋が短縮しているかもしれない。
というお話をしましたが、
その場合、膝蓋骨(膝のお皿)が大腿四頭筋の特に大腿直筋という筋肉に引っ張られて
挙上してしまっていることがあります。
こんな感じです↓
この場合、膝蓋骨が挙上してしまっているので、
当然、その下の膝蓋靭帯は伸ばされてしまいます。
膝蓋靭帯に問題が全くなかったとしても伸ばされます。
この状態の場合、座ると膝蓋靭帯はさらに伸ばされるので痛みを感知しやすくなります。
この膝蓋骨が上に上がってしまう原因は大腿四頭筋なので、ここを緩める施術ができれば改善を目指せるのですが、
即時効果としてテーピングも紹介しています。
ぜひ今回の症状、座っているだけで膝が痛い、という方は
早速お試しいただければと思います。
あ、ちなみに何か今回のことで疑問に思っていることとか、
ひざ痛の症状のお悩みについて、聞きたいことがありましたら
下記LINEからご相談ください。
毎日どなたかの相談に乗っていますので、
遠慮なさらずに聞いてください。
膝の専門家に聞いた方が早いと思います。
では、今日も素敵な一日をお過ごしください。
−鈴木慎祐
PS.
膝痛でお悩みの方々に向けた膝痛情報・院長のプライベートを少しだけ公開予定!!
膝痛のお悩みやご相談も常に受け付けていますので、ぜひご相談ください。
PPS.
「世界中の人々がひざ痛で悩むことがない人生をデザインする」をモットーに
毎週、膝痛改善に向けた知識やストレッチ方法など有益な情報を公開中!!
現在、1.9万人!! みなさんも「チャンネル登録」してくださると嬉しいです!!
チャンネル登録はこちらからお願いいたします!!
*ここをクリックして「チャンネル登録」ボタンを押してください!!
PPPS.
膝の痛みでお悩みの方はこちらからご連絡ください↓↓
《東京都で唯一の「ひざ痛専門整体院」 京四郎 -KYOSIRO- 専用電話》
☎︎ 080ー6660−0501
「はい。ひざ痛専門整体院 京四郎です」と電話に出ますので、「ブログを見て、予約したのですが」とお伝えください。
施術中は電話に出ることができません。
お急ぎの方はLINEまたはメールで氏名・希望日時・お悩みの症状を明記の上、ご連絡ください。
「友だち」追加後、メッセージを送信してください。
☆東急線東横線「自由が丘駅」 徒歩2分
☆東急目黒線「奥沢駅」 徒歩8分
☆東急大井町線「緑ヶ丘駅」 徒歩11分
初回施術費全額返金保証/3駅利用可能/完全予約制
東京都目黒区自由が丘1−10−5 自由が丘スカイビル302
PPPPS.
膝の痛みの原因を自分で特定する「ひざ痛の教科書」無料プレゼント中!!
【日本膝痛研究所®︎】を発足しました!!
柔道整復師、整体師、理学療法士、あん摩マッサージ指圧師、カイロプラクター、インストラクターなど
ひざ痛の解決に励む専門家を対象に膝痛に特化した研修を実施します。
最終日に膝痛研究家®︎取得の為の試験があります。
合格した膝痛研究家®︎は各々の地域でひざ痛で悩んでいる方々の力になって差し上げてください。
下記ホームページから地域別の膝痛研究家®︎を検索することができます。
株式会社 Knee Medicals 代表取締役社長
東京ひざ痛専門整体院 京四郎 -KYOSIRO- 院長
日本膝痛研究所 所長
理学療法士/膝痛研究家®︎
鈴木慎祐 (SUZUKI SHINSUKE)
Posted: 12月 16th, 2021 under 座ると痛む膝痛.
Comments: none