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2019/05/12(日)

【鵞足炎】膝の内側の痛み

カテゴリー:膝痛

 

 

 

 

鵞足を知っていますか?!

 

 

 

鵞足とは、脛骨内側面に付着している筋肉の集まりのことを言います。

 

筋肉の集まりとは、

・薄筋

・半腱様筋

・縫工筋

の3つです。

 

その3つの筋肉、

薄筋、半腱様筋、縫工筋が

道路の3車線のように走行しています。

 

 

 

並ぶように脛骨内側面に付着しているのですが、

ココは非常に問題を抱えやすい部位として知られています。

 

 

 

特に問題を起こしやすいのは「薄筋」です。

今回はこの薄筋についてご紹介したいと思います。

 

 

 

薄筋は骨盤からスタートして、

大腿骨内側を下降して、

脛骨内側面に付着する非常に長い筋肉です。

 

 

 

なぜ、この薄筋が問題になりやすいのか・・?!はこちらをご覧ください↓↓

 

 

 

薄筋が問題になりやすいのは、

ズバリ!!脛骨内側面に付着する少し手前です。

 

 

 

ココで急カーブをするポイントがあるのですが、

急カーブがただでさえ強いので、薄筋を酷使し続けると

薄筋の「腱障害」または「鵞足包炎」を起こしてしまいます。

 

 

 

腱障害は単純に使い過ぎて

度々起こる摩擦力に薄筋が限界を超えた状態です。

この摩擦を緩衝してあげる必要があります。

 

 

 

鵞足包炎は

薄筋の下にあるクッション(摩擦を緩衝する為のクッション)が、

限界を超えて炎症を起こしている状態です。

この状態は摩擦を緩衝する必要もありますが、炎症所見がある場合は安静が必要です。

 

 

 

この2つの違いは知っておく必要があります。

なぜなら、どっちの病態で薄筋が痛んでいるのかが分からないと

対策が分からないからです。

 

 

 

2つ各々に応じた対策が必要です。

 

 

 

炎症期に施術をすると悪化するだけなので、

安静が必要です。

ですが、落ち着いたら筋収縮を併用した施術を行なっていきます。

 

 

 

具体的には、

薄筋に起こっている筋スパズム(筋攣縮)を緩和させ、

薄筋の圧痛を取り除きます。

短縮している場合には、筋収縮を用いた方法でストレッチングをして

筋肉の長さを最適化していきます。

この過程で癒着をはがす操作も必要になってきます。

 

 

 

具体的な方法はまた動画でお伝えしていきたいと思っています。

 

 

 

鵞足炎のほとんどが薄筋によるもので、

鵞足炎症=「薄筋炎」と言っても過言ではありません。

特に薄筋腱障害が

 

 

 

次に縫工筋です。

半腱様筋はほとんど関与しません。腱が多く、筋成分が少ないというのも理由の1つです。

 

 

 

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